ともに歩む家づくり
こんにちは!こうすけです!
ホーチミンをたっぷり観光した前回のブログはコチラ
9月30日(土)
AM9:30
昨日と同じくらいの時間に起きて、また宿で朝ごはんを食べます。
今日は揚げ餃子のようなものでした。
食べ終わって、出かける準備をして
11時半に出発!
今日まず僕たちが目指すのは
戦争証跡博物館
その名の通り、1955年から1975年4月30日まで続いたベトナム戦争に関する写真や保管物を展示している博物館です。
今日も朝から渋滞がすごい道を横目に進んでいきます。
博物館の近くには、このような平和を主張するポスターがたくさんあります。
こちら入り口。
一人15,000ドン(約75円)を払って入場します。
この丸いステッカーがチケットを買った人の目印です。
簡単な日本語のガイドももらえます。
まず入場して目に入ってくるのは
数々の戦車や戦闘機。
実際にベトナム戦争で使われたものみたいです。
やはり迫力があります。
こちらが博物館。
3階まであって、一番上の階から下に降りていく見学ルートです。
実際に見学に行ってみると、戦争の恐ろしさを伝える写真や保管物がたくさん展示されていました。
実際に戦争で使われていた武器。
日本人カメラマンが撮影した写真「安全への逃避」
アメリカ兵に狙われる現地の農民。
爆撃から逃れる村民たちの写真「戦争の恐怖」
実際に使われた銃と、その様子。
そしてこの戦争で多くの人の命を奪い、現在も苦しめているのが
枯葉剤と呼ばれた薬。
枯葉剤は通常の農薬の100万倍の毒性で、薬に含まれるダイオキシンが奇形児の発症リスクを高めます。
この戦争でアメリカが有利に戦えるよう、隠れ場にもなるベトナムのジャングルを使えなくするために撒いたのです。
こちらは枯葉剤である「エージェント・オレンジ」の旗。
枯葉剤を撒く時に使われたマスク。
枯葉剤の影響で死産になってしまった子たちの標本の写真。
日本でも有名な、ベトちゃんとドクちゃん。
枯葉剤の影響で結合双生児として生まれて来たそうです。
二人は分離手術に成功し、会場には二人のその後の説明もありますが、兄のベトさんは亡くなってしまったそうです。
このほかに、外に出ると、反政府運動をした人々を取り締まり、処刑や拷問をした様子を展示してある場所もありました。
監禁された人が入る牢獄?を再現したもの。
中にめっちゃリアルな人形もいます。
牢獄を上から見た様子を再現したもの。
こんな感じらしい。
処刑に使われていたギロチン。
見た時マジでゾッとしました。
こちらは博物館内にあった「MOTHER」というタイトルの彫刻。
爆弾の破片を組み合わせて作ったものだそうです。
この博物館の中に、このような文がありました。
戦争の悲しみ
戦争は「国益」のために政治家によって起こされる。
戦争は生命を奪い、個人や公共の財産、文化施設や自然を破壊する。
「国益」によって多くの市民が犠牲になる。
正直、僕は国のトップになったことなんてないからどんな感情で、どんな状況で戦争を始めるかなんて想像もできない。
だけどここまでたくさんの人の命を奪って、家族もバラバラにして、生き地獄まで与えた先に何を望むのか、やっぱり僕には理解ができない。
原爆ドームを一人で見に行った時もそう思った。
自分の家族が、友達が、戦争で傷つき亡くなったらと戦争を始める人は考えたことがないのかな?
と。
いくら自分が正しいと思っていたとしても、僕は相手の心や体を傷つけることは間違いだと思う。
これは戦争に限らない。いじめなどの様々な問題もそう。きっと。
人間なんだから。
言葉が使えるんだから。
自分の気持ちや思いを相手に伝えて、相手の気持ちも聞くことができるんだから。
戦争はビジネスだから、無くなることはない。
ってたまに聞く。
でも、僕がいつも髪の毛を切ってもらってる美容師さんはこう言っていた。
世界中の人が友達になったら、戦争は起きないと思う。
大切な友達がいる国を爆弾で狙おうとなんてしないやろ?
大切な友達がいる国が爆弾で狙われたら、必死で止めるやろ?
だから、たくさんの国に友達を作ればいい。
それを全世界、全部の国がやったら、きっと戦争はなくなる。
(このままの言葉ではないんだけど、きっと言いたいことはあってるはず…汗)
僕はこの話を聞いて本当に感動した。
そして、その通りだなと思いました。
僕もまだ全然できてないけど、これからちょっとずつ頑張ります!
(できてないんかい!!!)
続く。